リハビリ科

当院リハビリテーションの特徴

◆マンツーマンのリハビリテーションを行います。
◆自主トレーニング・介助方法の指導を積極的に行っています。
◆在宅生活を想定した動作訓練を行っています。
◆365日リハビリテーションサービスを提供し、患者さんの一日でも早い回復をサポートいたします。

理学療法の紹介

◆入院後早くから立位、歩行訓練を開始します。
 起きたり、歩くことが十分に行えなくても、早期から立位・歩行練習を提供するために、起立台を用いた立位訓練や、装具を用いた歩行訓練を行っています。

◆専門的な理学療法の取り組み
 脳血管疾患の麻痺側機能再教育や痙性抑制、運動器疾患の末梢神経障害に対して、低周波治療器を使用した練習を取り入れたり、リラクゼーションや筋力増強をより効果的に行うためにスリング療法を用いて専門的な訓練を行っています。また、患者様の病態・症状を測定する装置を導入し、専門的な評価にも力を入れています。

◆屋外を想定した訓練も行います。
 屋外に出る前の評価や訓練のため、当院のPT監修で作成した屋外歩行訓練場にて、段差・不整地・斜面等での歩行訓練を行なっています。
屋外歩行訓練場「ちゃれんじ」の資料はこちらをご覧ください。
屋外歩行訓練場「ちゃれんじ」PDFファイル

作業療法の紹介

機能回復の支援

◆日常生活に必要な動作を高める訓練を行っております。
生活に必要な動作が行えるよう訓練を行ない、必要に応じて環境の工夫・自助具の紹介を行っています。
◆電気刺激療法による取り組み
随意運動介助型刺激装置(IVES)を用いて、訓練以外の時間でも麻痺手を積極的に使用し、日常生や動作の向上・獲得を行っています。
◆自宅復帰後の生活を想定し、家事・職業関連動作、趣味活動を働きかけています。
1)料理、洗濯、掃除などの家事について、退院後の生活に必要であれば評価・訓練を行なっています。
2) 職業上必要な計算やパソコン操作や趣味活動(手工芸などの作業活動、園芸)の働きかけを行っています。
3)生活行為向上マネジメントを重点課題の一つとして取り組んでおり、患者様の「できること」「したいこと」を見極め、退院に向け支援しています。

当院には、生活行為向上リハビリテーションの資格を持っている者が2名常勤しています。

◆精神面へのサポートを行っています。
 高次脳機能面では、様々な評価バッテリーを用いて(記憶・注意・認知面)、生活環境の工夫や作業活動を通じて生活面でのサポートと、自宅復帰後の生活を想定し、役割や自信になるようサポートしています。

◆早期離床のためのシーティング
PTと協力し、座る事が困難である患者様に、車椅子の選定・調整を行い早期離床、日常生活能力向上のサポートを行っています。離床を行なっていく際には、傾斜角度計測器を用いて身体の傾斜角度を3次元で分析、座圧センサーを用いて身体のどこに圧が加わっているかを計測し、患者様に合わせた調整を行っています。


言語聴覚療法の紹介

◆失語症や構音障害などにより家族や周囲の方とコミュニケーションがとりにくくなった方に対して訓練を行います。
1)個別での集中した訓練
2)病棟での訓練
  病棟のスタッフと連携し、自室でのドリル練習
3)家族指導

◆嚥下訓練
1)入院初日から嚥下障害の方の食事摂取方法について、食事内容や食器、姿勢の検討など医師・看護師・管理栄養士・理学療法士・作業療法士とともに連携して行っています。
2)麻痺によって飲みこみが難しい方は安全に飲みこみが出来るように訓練室・病室での専門的な訓練を行います。
3)必要に応じて検査室での検査(嚥下造影検査、嚥下内視鏡検査)も行います。その結果をもとに症例検討を月に1回行っています。


摂食機能検査の設備・体制

平成24年12月より、当院では
念願だった摂食機能検査の設備・体制を整えました。
現在はほぼ週1回のペースで実施しております。
自立への第一歩は口から摂取する食事ともいえます。
経管栄養や胃瘻状態から経口摂取に移行する際に、
当検査によって、食物の嚥下機能について直接的に
状況を確認することができるため、
的確な判断と対応策が検討できるようになりました。

回復期リハビリテーション専門の病院として
不可欠な要素である当設備を活用して、
患者様の回復への歩みを支援いたします。

随意運動介助型刺激装置(IVES)のご案内



随意運動介助型刺激装置(IVES)を1日つけて、作業療法による訓練を行うとともに、
訓練以外の時間でも麻痺手を積極的に使用する治療法です。
通常の電気刺激装置と違い、患者さんが自ら麻痺した指を伸ばそうとした時にのみ
電極が筋活動を感知し、電気刺激により筋肉が収縮しますので。
麻痺により、弱くなった力を補助してくれます。
麻痺した手を実際の生活に則した動作で使うことによって訓練の効果がありますので、
生活場面で麻痺した手をどのように使用していくかを主治医と作業療法士が評価を行った上で、
プログラムを作成していきます。
  



[対象となる方]
①当院入院中の脳卒中による片麻痺患者(失調や不随意運動の方は除く)
②麻痺手の指を伸ばす筋肉(総指伸筋)の筋活動が表面電極で記録できる。
③感覚障害がない方、あっても軽度(目をつぶって、良い方の手で、麻痺側の親指を探して掴める)。
④失語症などの言語障害はあっても構いませんが、訓練の指示理解が可能、日常での意思の表出が
可能な方に限られます。

[使用できない方]
①ペースメーカーを使用されている方
②麻痺側上肢に異常な疼痛、しびれのある方
③麻痺手の著しい拘縮
  (指や手首の関節がすでに固くなってしまって、他動的に動かそうとしても動かせない)方
④認知症、高次脳機能障害によって訓練の施行が困難な方
⑤麻痺側前腕に金属などの体内異物がある方
⑥皮膚の問題があり、電気刺激が困難な方
⑦コントロール不良のてんかんのある方

治療の適応の有無に関しては、入院してから、上記治療対象に該当する方で、病状等の全身状態を考慮し、最終的に当院主治医が判断させて頂きます。大変申し訳ございませんが診療業務等に支障を来しますので、電話などでの個別のお問合わせにはお答えできませんので、ご容赦願います。




<義肢装具士>

①医師の指示のもと、患者さんの回復に必要と判断された場合は患者さん一人ひとりに合わせたオーダーメイドの装具の作成をお手伝いしております。(毎週金曜日)
②退院後不具合なく装具を使って頂くため、装具ノートを使用し、装具の作成をより早期かつ適切に行います。ご退院された後も、修正や更生用装具を作製する際に円滑に進められるよう取り組みを行っています

<当院の特徴>

<退院後の生活の為に自宅の環境設定を行います。>
退院後の生活に不安がある方には、担当スタッフが患者様の御家族から頂いた家屋情報をもとに手すり・スロープ設置、福祉用具の選定などの提案をさせて頂いております。また必要であれば家屋評価専門スタッフとリハビリ担当とで、家屋評価の一連を行います。実際に評価に行かないケースも相談に応じます。
<退院後も自宅でリハビリテーションを行うことができます。>
退院後も継続してリハビリテーションをしたいという希望のある方には、退院後も御自宅へ伺いリハビリテーションを行います。入院中にできるようになった動作や能力を御自宅で十分に発揮すること、介護負担の軽減を目的にサポートをさせて頂いています。
<介助指導教室を開催しています。>
「リハビリの先生とは上手に歩けているけど、自身がありません。」このような不安を改善するために、年6回介助指導教室を開催しています。御家族様の不安を少しでも解消するために、動作指導のスペシャリストが指導致します。

リハビリを実施している主な疾患。
脳梗塞 脊髄小脳変性症 変形性膝関節症
脳出血 脊髄損傷 大腿切断
くも膜下出血 大腿骨頸部骨折 下腿切断
急性硬膜下血腫 大腿骨転子部骨折 骨盤骨折
パーキンソン病 変形性股関節症 廃用症候群


院内勉強会について。

平成28年度、年間50回以上実施。
<内容>
①リハビリテーション科勉強会(毎週)
・中枢神経系・運動器疾患に関する疾患に関わる基礎的知識に加え、合併症に多い呼吸器・循環器に関わる基礎的知識とリスク管理。
・触診技術(四肢・頚部・体幹)
・各専門部の勉強会(装具部、家屋評価部、訪問部、シーティング部、スリング、物療等)
・症例検討会・OSCE
・学会、研修会等の伝達講習
②Dr勉強会(平成28年度)
・水頭症の診断と治療(シャント手術含む) 講師:西本 博 先生
・嚥下障害の見方と考え方  講師:鈴木 康司 先生(耳鼻科)
・頚椎疾患について(仮題) 講師:大幸 俊三 先生
・脳卒中の診断、治療(最新の治療を含む)、予後  講師:須田 智 先生
・摂食嚥下障害のリハビリテーション 講師:戸原 玄 先生(東京医科歯科大学大学院 準教授)
・高次脳機能障害の最新の知見とリハビリテーション 講師:首都大学 教授  網本 和 先生
・心循環器疾患の管理とリハビリ 講師:鹿島 ひろみ 先生
③VF・VE実施者の症例検討会(1回/月)

<取得資格等>
回復期セラピストマネージャー          1名
認定理学療法士                7名
認定言語聴覚士                1名
3学会合同呼吸療認定士            3名
NDTセラピスト                  1名
地域包括ケア推進リーダー           3名
介護予防推進リーダー              4名
ケアマネージャー                  1名
福祉住環境コーディネーター2級         13名
福祉用具専門相談員              1名
福祉用具プランナー       1名
リフトインストラクター           1名
認知症ライフパートナー         3名
DCM基礎ユーザー              1名
アクティビティインストラクター     1名
ACLS Provider              1名
BLS Provider               6名

<学会発表 H28年度>
学会名 発表内容 氏名
坐骨下傾斜ウェッジ座位での側方移動トレーニングが主観的身体垂直へ及ぼす効果―健常者での基礎的検討― 第14回日本神経理学療法学会学術集会 澤 広太・PT
Contraversive Pushingを呈する症例の能動的な姿勢修正課題を考慮した介入効果 東京臨床理学療法研究会 石神 佳祐・PT
当院介助指導教室の取り組み リハビリテーション・ケア合同研究大会 茨城2016 手島 雅人・PT
当院脳卒中患者における自宅退院者の傾向~補正運動FIM effectivenessを用いて~ リハビリテーション・ケア合同研究大会 茨城2016 福岡 宏之・PT
退院後の主体的な生活の再獲得を目指した介入 ~生活行為向上マネジメントを用いて~ 第13回東京都作業療法士学会 古田 憲一郎・OT
生活期において筋緊張亢進により歩容悪化を認めたが、装具再処方により歩容が改善した一症例 下肢装具カンファレンスInみちのく 間宮 敬佑・PT
回復期リハビリテーション病院における胃瘻造設後入院患者の退院時経口摂取可否の関連要因の検討 第22回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会 西村 友花・ST
異なるアプローチの選択によって経管栄養から3食経口摂取を獲得したWallenberg症候群の3症例 第22回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会 日暮 結・ST
食物比重によって咽頭通過に差を認めた食道入口部開大不全の一例 第22回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会 鈴木 弥奈・ST
回復期リハビリテーション病院における食道期嚥下障害の調査 第22回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会 星 達也・ST
継続的なバルーン拡張法によって嚥下反射後の蠕動様食塊輸送を獲得したWallenberg症候群の1症 第22回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会 星 達也・ST
当院回復期における年齢がFIMに及ぼす影響~FIM-effectivnessと補正FIM-effectivnessを用いての検討~ 回復期リハビリテーション病棟協会 第29回研究大会in広島 福岡 宏之・PT
随意運動介助型電気刺激装置の長時間使用による重度麻痺側上肢機能障害の改善例 回復期リハビリテーション病棟協会 第29回研究大会in広島 馬橋 啓介・OT
回復期リハビリテーション病院における脳血管障害者の
食道期嚥下障害,及び関連因子の調査 回復期リハビリテーション病棟協会 第29回研究大会in広島 星 達也・ST
上腕・前腕骨骨折後の術後感染症により慢性疼痛を有した患者に対して運動課題の自己決定・報酬の付与を組み合わせた介入効果の検討 ―運動恐怖感、痛みに対する自己効力感を用いて― 第9回 区東北部・区東部ブロック学術集会 槇野 遥香・PT
頚椎症性脊髄症の既往がある脊椎圧迫骨折後患者に対する両側短下肢装具を使用した歩行練習の効果 ~6分間歩行距離を用いた検討~ 第9回 区東北部・区東部ブロック学術集会 若松 綾乃・PT
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