リハビリ科

当院リハビリテーションの特徴

◆マンツーマンのリハビリテーションを行います。
◆自主トレーニング・介助方法の指導を積極的に行っています。
◆在宅生活を想定した動作訓練を行っています。
◆365日リハビリテーションサービスを提供し、患者さんの一日でも早い回復をサポートいたします。

理学療法の紹介

◆入院後早くから立位、歩行訓練を開始します。
 起きたり、歩くことが十分に行えなくても、早期から立位・歩行練習を提供するために、起立台を用いた立位訓練や、装具を用いた歩行訓練を行っています。

◆専門的な理学療法の取り組み
 脳血管疾患の麻痺側機能再教育や痙性抑制、運動器疾患の末梢神経障害に対して、低周波治療器を使用した練習を取り入れたり、リラクゼーションや筋力増強をより効果的に行うためにスリング療法を用いて専門的な訓練を行っています。また、患者様の病態・症状を測定する装置を導入し、専門的な評価にも力を入れています。


<Gait Judge Systemの紹介>
ゲイトジャッジシステムとは・・・
歩行時の動画・足関節の角度・足関節が発揮する力(トルク)・歩行に関与する筋肉の筋電図など、各種データをリアルタイムでタブレットに表示・解析できるシステムです。
脳卒中などで片麻痺を生じた場合、麻痺した足を補助するために装具を用いることがあります。ゲイトジャッジシステムは、これらの装具に装着するだけで装具使用患者様の歩行を客観的に簡単に評価できる歩行分析計となっています。
タブレットで筋肉の力の入り方などを目で確認しながらの歩行練習を行うことで、リアルタイムでの歩行状況の確認ができ、1人1人に合ったリハビリテーションプログラムの組み立てにも活かせるメリットがあります。

<電動身体垂直測定機器の紹介>
垂直認知とは身体を垂直であると判断する身体的、心理的な機能能力であり、様々な姿勢障害、バランス障害のある方の評価・治療に有用です。この機器は、対象者を左右に傾斜させ自らが垂直を判断した際、電子角度計の表示によって主観的な垂直判断時の角度が測定できる機器です。


◆屋外を想定した訓練も行います。
 屋外に出る前の評価や訓練のため、当院のPT監修で作成した屋外歩行訓練場にて、段差・不整地・斜面等での歩行訓練を行なっています。
屋外歩行訓練場「ちゃれんじ」の資料はこちらをご覧ください。
屋外歩行訓練場「ちゃれんじ」PDFファイル

作業療法の紹介

機能回復の支援

◆日常生活に必要な動作を高める訓練を行っております。
生活に必要な動作が行えるよう訓練を行ない、必要に応じて環境の工夫・自助具の紹介を行っています。
◆電気刺激療法による取り組み
随意運動介助型刺激装置(IVES)を用いて、訓練以外の時間でも麻痺手を積極的に使用し、日常生や動作の向上・獲得を行っています。
◆自宅復帰後の生活を想定し、家事・職業関連動作、趣味活動を働きかけています。
1)料理、洗濯、掃除などの家事について、退院後の生活に必要であれば評価・訓練を行なっています。
2) 職業上必要な計算やパソコン操作や趣味活動(手工芸などの作業活動、園芸)の働きかけを行っています。
3)生活行為向上マネジメントを重点課題の一つとして取り組んでおり、患者様の「できること」「したいこと」を見極め、退院に向け支援しています。

当院には、生活行為向上リハビリテーションの資格を持っている者が2名常勤しています。

◆精神面へのサポートを行っています。
 高次脳機能面では、様々な評価バッテリーを用いて(記憶・注意・認知面)、生活環境の工夫や作業活動を通じて生活面でのサポートと、自宅復帰後の生活を想定し、役割や自信になるようサポートしています。

◆早期離床のためのシーティング
PTと協力し、座る事が困難である患者様に、車椅子の選定・調整を行い早期離床、日常生活能力向上のサポートを行っています。離床を行なっていく際には、傾斜角度計測器を用いて身体の傾斜角度を3次元で分析、座圧センサーを用いて身体のどこに圧が加わっているかを計測し、患者様に合わせた調整を行っています。


言語聴覚療法の紹介

◆失語症や構音障害などにより家族や周囲の方とコミュニケーションがとりにくくなった方に対して訓練を行います。
1)個別での集中した訓練
2)病棟での訓練
  病棟のスタッフと連携し、自室でのドリル練習
3)家族指導

◆嚥下訓練
1)入院初日から嚥下障害の方の食事摂取方法について、食事内容や食器、姿勢の検討など医師・看護師・管理栄養士・理学療法士・作業療法士とともに連携して行っています。
2)麻痺によって飲みこみが難しい方は安全に飲みこみが出来るように訓練室・病室での専門的な訓練を行います。
3)必要に応じて検査室での検査(嚥下造影検査、嚥下内視鏡検査)も行います。その結果をもとに症例検討を月に1回行っています。

○嚥下造影検査・嚥下内視鏡検査の実施件数



摂食機能検査の設備・体制

平成24年12月より、当院では
念願だった摂食機能検査の設備・体制を整えました。
現在はほぼ週1回のペースで実施しております。
自立への第一歩は口から摂取する食事ともいえます。
経管栄養や胃瘻状態から経口摂取に移行する際に、
当検査によって、食物の嚥下機能について直接的に
状況を確認することができるため、
的確な判断と対応策が検討できるようになりました。

回復期リハビリテーション専門の病院として
不可欠な要素である当設備を活用して、
患者様の回復への歩みを支援いたします。

随意運動介助型刺激装置(IVES)のご案内



随意運動介助型刺激装置(IVES)を1日つけて、作業療法による訓練を行うとともに、
訓練以外の時間でも麻痺手を積極的に使用する治療法です。
通常の電気刺激装置と違い、患者さんが自ら麻痺した指を伸ばそうとした時にのみ
電極が筋活動を感知し、電気刺激により筋肉が収縮しますので。
麻痺により、弱くなった力を補助してくれます。
麻痺した手を実際の生活に則した動作で使うことによって訓練の効果がありますので、
生活場面で麻痺した手をどのように使用していくかを主治医と作業療法士が評価を行った上で、
プログラムを作成していきます。
  



[対象となる方]
①当院入院中の脳卒中による片麻痺患者(失調や不随意運動の方は除く)
②麻痺手の指を伸ばす筋肉(総指伸筋)の筋活動が表面電極で記録できる。
③感覚障害がない方、あっても軽度(目をつぶって、良い方の手で、麻痺側の親指を探して掴める)。
④失語症などの言語障害はあっても構いませんが、訓練の指示理解が可能、日常での意思の表出が
可能な方に限られます。

[使用できない方]
①ペースメーカーを使用されている方
②麻痺側上肢に異常な疼痛、しびれのある方
③麻痺手の著しい拘縮
  (指や手首の関節がすでに固くなってしまって、他動的に動かそうとしても動かせない)方
④認知症、高次脳機能障害によって訓練の施行が困難な方
⑤麻痺側前腕に金属などの体内異物がある方
⑥皮膚の問題があり、電気刺激が困難な方
⑦コントロール不良のてんかんのある方

治療の適応の有無に関しては、入院してから、上記治療対象に該当する方で、病状等の全身状態を考慮し、最終的に当院主治医が判断させて頂きます。大変申し訳ございませんが診療業務等に支障を来しますので、電話などでの個別のお問合わせにはお答えできませんので、ご容赦願います。




<義肢装具士>

①医師の指示のもと、患者さんの回復に必要と判断された場合は患者さん一人ひとりに合わせたオーダーメイドの装具の作成をお手伝いしております。(毎週金曜日)
②退院後不具合なく装具を使って頂くため、装具ノートを使用し、装具の作成をより早期かつ適切に行います。ご退院された後も、修正や更生用装具を作製する際に円滑に進められるよう取り組みを行っています

<当院の特徴>

<退院後の生活の為に自宅の環境設定を行います。>
退院後の生活に不安がある方には、担当スタッフが患者様の御家族から頂いた家屋情報をもとに手すり・スロープ設置、福祉用具の選定などの提案をさせて頂いております。また必要であれば家屋評価専門スタッフとリハビリ担当とで、家屋評価の一連を行います。実際に評価に行かないケースも相談に応じます。
<退院後も自宅でリハビリテーションを行うことができます。>
退院後も継続してリハビリテーションをしたいという希望のある方には、退院後も御自宅へ伺いリハビリテーションを行います。入院中にできるようになった動作や能力を御自宅で十分に発揮すること、介護負担の軽減を目的にサポートをさせて頂いています。
<介助指導教室を開催しています。>
「リハビリの先生とは上手に歩けているけど、自身がありません。」このような不安を改善するために、年6回介助指導教室を開催しています。御家族様の不安を少しでも解消するために、動作指導のスペシャリストが指導致します。

リハビリを実施している主な疾患。
脳梗塞 脊髄小脳変性症 変形性膝関節症
脳出血 脊髄損傷 大腿切断
くも膜下出血 大腿骨頸部骨折 下腿切断
急性硬膜下血腫 大腿骨転子部骨折 骨盤骨折
パーキンソン病 変形性股関節症 廃用症候群


院内勉強会について。

平成29年度、年間50回以上実施。
<内容>
1リハビリテーション科勉強会(毎週)
・中枢神経系・運動器疾患に関する疾患に関わる基礎的知識
・合併症に多い呼吸器・循環器の基礎知識・リスク管理
・触診技術(四肢・頚部・体幹)
・各専門部の勉強会(装具部、家屋評価部、訪問部、シーティング部、スリング、物療等)
・症例検討会・OSEC
・学会、研修会等の伝達講習
2Dr勉強会(数回/年)
脊椎・脊髄疾患の診断と治療
誤嚥性肺炎
脊椎・脊髄疾患の診断と治療
脳卒中のリハビリテーションと栄養
回復期脳卒中片麻痺患者の歩行リハビリ
3VF・VE実施者の症例検討会(1回/月)


<取得資格等>
認定理学療法士10名(脳卒中8名、補装具1名、地域理学療法2名)
認定言語聴覚士1名(摂食嚥下)


<学会発表 H29年度>
学会名 発表内容 氏名
リハビリテーション・ケア合同研修大会 久留米 脳血管障害患者の短下肢装具着脱動作自立要因の検討―座位下肢荷重率,前方リーチテスト,Trunk Control Testを用いて― 三橋陽平・PT
リハビリテーション・ケア合同研修大会 久留米 70代の回復期脳血管患者におけるFIMに影響する因子の検討 福岡宏之・PT
第1回リハビリテーション医学会秋季大会 当院における長下肢装具使用の脳卒中片麻痺患者の歩行とADLの帰結に関する因子~入院時ADLに着目して~ 長原亜希・PT
第31回 回復期リハビリテーション病棟連絡協議会 研究大会in岩手 回復期脳卒中片麻痺患者へのベルト式電極式骨格筋電気刺激療法によるADL及び筋力効果への影響 末永達也・PT
第31回 回復期リハビリテーション病棟連絡協議会 研究大会in岩手 回復期リハビリ退院後の時期に応じた訪問リハビリでのADL変化の特徴 内藤進太郎・PT
第31回 回復期リハビリテーション病棟連絡協議会 研究大会in岩手 回復期リハビリテーション病院脳血管障害患者における再入院の関連因子~ロジスティック回帰分析によるFIM細項目の検討~ 畠美里・PT
第31回 回復期リハビリテーション病棟連絡協議会 研究大会in岩手 重度片麻痺で回復期に入院した髄膜脳炎・硬膜下膿瘍の歩行自立となった症例~発症から回復期入院が遅延し長期フォローアップを行った例~ 平井徳子・PT
The lst Asia・Pacific OccupationalTherapy yuposium Current status of occupational therapy for clients in the recovery period rehabilitation area in Japan 古田憲一郎・OT
第10回日本訪問リハビリテーション協会学術大会 北海道 生活行為向上マネジメントを使用し環境因子の問題点に対し気づきが生まれ,主体的な生活行為に繋がった事例 廣瀬梢・OT
第31回 回復期リハビリテーション病棟連絡協議会 研究大会in岩手 回復期脳卒中後の摂食嚥下障害と高次脳・認知機能障害 石野浩・OT
第31回 回復期リハビリテーション病棟連絡協議会 研究大会in岩手 回復期脳卒中片麻痺患者の上肢機能へのIVESの効果―4症例のSTEF・AOUの検討から― 馬橋啓介・OT
第23回 日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会 脳血管障害による摂食嚥下障害の経口摂取への移行―VF導入前後の比較検討― 日暮結・ST
第23回 日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会 気管切開術後経管栄養患者の退院時経口摂取可否の経口と関連要因の検討 西村友花・ST
第23回 日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会 長期的なバルーン拡張法によって流動的な嚥下から咽頭収縮を伴った嚥下を獲得したWallenberg症候群の一例 星達也・ST
第23回 日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会 回復期病院におけるParkinson病を合併した経鼻経管栄養患者の病態と転帰 鈴木弥奈・ST
第31回 回復期リハビリテーション病棟連絡協議会 研究大会in岩手 顎関節脱臼による嚥下困難患者が咀嚼筋群の筋バランスと姿勢アライメントの調節によって経口摂取へ至った症例 町田将人・ST
ACPT・AWP Effects of Lateral Movement Training with a Tilt Wedge on the Subjective Postural Vertical during Sitting 澤広太・PT
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